事業に必要な資金をお考えの方に | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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事業の創業、多角化、転換に必要な資金をお考えの方に | |
融資金額 | 1事業者 2,000 万円以内(ただし、必要総資金の90%以内) |
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返済期間 | 運転7年以内 設備10年以内 |
返済方法 | 月賦払(12か月以内の据置可) |
連帯保証人 | 1人以上(法人の場合は、代表者の他に1人以上) |
ものづくり産業の用に供する機械・設備の導入をお考えの方に | |||||||||||||||||||||
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活気と魅力ある商店街づくりをお考えの方に | |
融資金額 | 1団体1億円以内 |
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返済期間 | 運転5年以内 設備10年以内 |
返済方法 | 月賦払(12か月以内の据置可) |
連帯保証人 | 原則代表理事 |
民間金融機関以外からの資金調達をお考えの方に | |
融資金額 | 1事業者300万 円以内 ※小規模企業者の方が対象になります |
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返済期間 | 運転3年以内 |
返済方法 | 月賦払(12か月以内の据置可) |
連帯保証人 | 原則法人代表者以外は不要 |
1973(昭和48)年創業、非常に歴史の長い会社である「本間商会」の事業内容は、研削砥石・研磨剤・工場製品の小売りを主な業務としている。本間忠樹さんが社長に就任したのは2006年のことだ。
「BtoBの取引が95%を占める弊社だが、今後はBtoCも積極的に考えていきたい」と語る本間社長は、2000年の入社以来、創業者のご両親とともに、3人で「時代に合った仕事」を模索し続けてきた。
創業以来研磨剤に特化した会社だったが、本間社長は常に新しい世界に挑戦し続けてきた。
顧客先の工場が18時に終わると、その後の時間で異業種である光触媒メーカーなどに売り込みをかけてきた。
「あえてこだわりを持たないようにし、時代のニーズを読み取った商品を提供すること」を旨とする本間社長らしいエピソードでもある。
「2002年には弊社の光触媒が、自動車メンテナンス会社に採用されました。その後も車関係の道具の開発はよく行っていて、一時はこれが非常に人気を博しました」。しかし本間社長は、常に「次」を意識していた。
このような車関係の需要は、いつかは終わると考えていたのだ。そのため、この車関係の商品をリリースし続ける一方で、新しい分野の機材の開発も進めていた。
それが、「バルゾー」である。この商品は、持ち運びができるバリ取り工具であり、毎分15,000振動以上の高バイブレーションで微細なバリを取り除く工具だ。
バリ取り装置は導入費用が高く、また納期も長くなる。そこをクリアするために「標準化」に注目し、低コストで短納期を実現させる方法はないかと模索し続けた。「お客様に納得していただけるのであれば、外観や仕様をある程度妥協することで、より高いニーズである『低コスト』『短納期』をクリアできる」という方針の下で開発されたこのバルゾーは、現在本間商会を語るうえで欠かすことのできない商品になっている。
なおバルゾーの開発においては、「中小機構」が大きな役割を果たした。中小機構のプランの一つとして、「事業分野が異なる2つ以上の中小企業が連携し、新規始業を行うことをサポートする」という「新連携の支援」がある。認定を受けるためには高いハードルがあるが、名古屋市新事業支援センターのミーティングで育んだ横のつながりを利用して、この認定を受けることに成功した。この「新連携の支援」によって得られた補助金を使って、バルゾーの開発を進めたのである。
バルゾーは日本において特許を取得し、特許第5006483号としている。
現在バルゾーは国際特許の移行手続きが終わり、アメリカ・タイ・中国でも特許が生きている。
時流を読み、また現在の状況に甘んじずに新しい挑戦をし続ける本間社長に、公益財団法人名古屋市小規模事業金融公社(以下では「金融公社」とする)の魅力を聞いてみた。
金融公社の担当者も語る。「新しい事業に挑戦される企業様を支えるのが、金融公社の使命です。ビジョンがあれば支えやすく提案もしやすいので、素人目でも効果が分かりやすいレビューをしていただけて助かりました。実際に私自身も、バルゾーに触らせていただきました。そのようなご縁もあり、『60年の節目には、ぜひ本間商会さんをご紹介しよう』と考えました」
今後の事業計画や目指す方向性はどのようなものかと質問したとき、本間社長は「職人が行える簡単な作業を、代わりにこなせるロボットの開発を目指し、空いた時間で技術の伝承をして頂きたい。」と返してくれた。
本間社長が今まで取引をしてきた顧客は、総じて技術力が高く、昔ながらの職人が多くいたということだ。彼らの技術はもちろん非常にすばらしく、受け継いでいくべきものではあるが、同時に今までの職人の世界は、「できることが当たり前」の世界であり、できるまで何度でも同じことを繰り返し教えられると本間社長は語る。このようなやり方の場合、技術を持つ職人が退職してしまうとその技術が失われてしまうし、また受け継ぐ人間も少なくなってしまう。このような状態を目の当たりにしたことが、冒頭で述べた、「職人が行う簡単な作業を、代わりにこなせるロボットの開発を目指す」という事業計画の基となっている。
「産業用のロボットは、電源とエアーを与え続ける限りずっと作業をし続けます。このようなロボットが、職人の行ってきた簡単な作業を代わりに行えるようになれば、作業現場は格段に楽になるでしょう。また、職人の技術の伝承のために必要な時間も確保できるようになりますから、ロボットで代替えが効かない職人技の伝達もスムーズに行えるようになると考えています」と本間社長は語る。
会社概要 | 研削・研磨剤販売 省力化機器、治具設計・開発・製造 |
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本社所在地 | 名古屋市東区大幸4丁目12番12号 |
代表者 | 本間 忠樹(代表取締役) |
設立 | 昭和48年7月2日 |
資本金 | 300万円 |
社員 | 1名 |
事業内容 | 卸売業 |
設立年月日 | 昭和36年4月4日(人格なき財団設立) 昭和40年4月1日(民法第34条による法人格取得) 平成23年4月1日 公益財団法人へ移行 | ||||||||
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所在地 | 名古屋市千種区吹上二丁目6番3号 名古屋市中小企業振興会館5階 TEL:052-735-2121 FAX:052-735-0400 | ||||||||
基本財産 | 2億4千万円 (内名古屋市の出捐2千万円) | ||||||||
理事長 | 水野 裕之 | ||||||||
役員 |
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職員 | 35名(臨時職員除く) | ||||||||
事業内容 | (1)小規模事業者等に対する金融・経営等に関する相談及び助言 (2)小規模事業者等に対する事業資金の貸付等
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